昨日、年内最後の稽古が終わり、お陰様で2023年も無事納めることができました。
今年も一年、ありがとうございました。
バタバタの12月
例年、師走の時期は慌ただしいものですが、今年はいつにも増してさらにバタバタな12月でした。
全ての始まりは12月1日のホール抽選。第一希望の会場が見事外れてしまったので、来年は第二希望の会場で開催ということに。初めての場所ということで勝手が分からず、下見やら、手続きやらで予想外の時間を労してしまって…。orz..
ともあれ、なんとか形にすることができそうで、今はホッと一安心です。
「おさらい会」に向けて
バタバタのもう1つの原因は、お稽古に復帰してくださる方が増えたこと。
ここ最近はご家庭の事情や、体調不良等で稽古を休まれている方が多かったのですが、おさらい会のアンケートをキッカケに、再びお箏を弾きたいな…と思ってくださったようなのです。
もしかすると皆さん、このまま辞めてしまうかも…と密かに心配していたので、これは実に嬉しいこと! こういう忙しさなら大歓迎と、12月後半は張り切って動いておりました。
ゲシュタルトの祈り
そんな折、ふと目にした記事で、久しぶりに『ゲシュタルトの祈り』を読みました。有名な一節ですので、もしかするとご存知の方も多いかもしれません。
一応簡単にご紹介すると。
『ゲシュタルトの祈り』は、ドイツの心理学者=フレデリック・S・パールズ氏が、ローラ夫人と共に創設した「ゲシュタルト療法」という心理療法において使われる「祈り」の言葉です。
《和訳》
原文:ドイツ語
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。
改めてこの言葉を読んで、私が自身の活動に際して基本としている姿勢は、まさにこれと同じだと思いました。
私はただ自分がお箏が好きなだけ。
私は誰かの期待に応えるために弾いているのではない。
そして他の誰も、私の期待に応えて弾いているわけではない。
もしも縁があって、一緒に楽しめたらそれは素晴らしいこと。
一緒に弾くことはできなくても、それもまた素晴らしいこと。
もしもご縁があって、来たる年もご一緒できたら、それはとても嬉しいことですね。
改めまして今年も一年、本当にありがとうございました。
また2024年も変わらず、よろしくお願いいたします。皆様どうぞ良いお年を!
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