数多い箏教室の中から、私の教室を見つけ出してくださった方々へ。
美ら箏はこんな教室です。
きっかけ
最近、私と同じく箏教室を営む先生方とお話しする機会が多くあり、いずれの先生もご自身の信念をもって活動をされていることを改めて感じました。
そんな中、他の先生方を見習う一方で、私には難しいな…と思うことも様々にあり、ふと今この機会に自身の教室の特徴をまとめておこうと思い立った次第です。
私は常々、箏の教室選びは何よりも先生との相性が大切と思っています。美ら箏教室に興味を持ってくださった方々の、選択の一助となれば幸いです。
イベント参加はありません
お箏の先生方の多くは、ご自身の流派や、県・市の団体に所属されています。そうした先生方のお教室では、団体が主催する定期演奏会やイベントに生徒さんも参加することが可能です。
一方、現在の私はそのような団体からすっかり遠ざかっておりまして、県・市の演奏会はもちろんのこと、生田流箏曲(宮城会)、琉球箏曲(興陽会)のどちらの派の会にも参加しておりません。従って、自身のお教室の生徒さんにも、そのような会に参加する機会を作って差し上げることは叶わなくなってしまいました。
つきましては、そのような舞台で演奏されたい方は、どうぞ団体の活動に従事されている先生のもとを訪ねてくださいませ。逆にそうした場を望まれない方は、安心して私の教室にお越しください。
ニーズに合わせて
美ら箏では一対一の個人稽古を基本としています。稽古日も生徒さんそれぞれに合わせて決めていますので、稽古場で他の方にお会いすることはありません。
予約の仕方は人それぞれ。稽古の折に次のお約束をしてくださる方もいれば、都度「予約サイト」からご予約いただく方もいます。
稽古の日数も人それぞれ。曜日を決めて定期的に通ってくださる方もいれば、年に何度か、都内に出向く際に立ち寄ってくださる方もいます。
さらに稽古方法も人それぞれ。稽古場に通ってくださる方がほとんどですが、出稽古に伺っている方もいます。オンラインで行う方もいますし、都合に合わせてオンラインまたは対面レッスンと、都度ご相談いただく方もいます。
それぞれのニーズに合わせられるのが、小さな教室の良いところ。困ったことがありましたら、まずは一度ご相談ください。
飴も鞭もありません
私はお箏を弾きたいという気持ちを応援するだけ。
「コンクールを受けましょう」「みんなで〇〇の会に参加しましょう」「免状取得の資格試験を受けませんか」そのようなお声掛けはいたしません。
逆に「コンクールを受けてみたい」「演奏会に出てみたい」「免状が欲しい」というようなご相談を “生徒さんの側からいただいた際には” できる限りのお手伝いをさせていただきます。
ゆるくて楽な教室ではありますが、逆にある意味、お箏を続けるには厳しい環境かもしれませんね。「お箏を弾きたい」「お箏を楽しもう」というご自身の意思がないと、モチベーションが続かないかもしれません。
もちろん私としては皆さんに長く続けて欲しいと思っていますが、かといって、それは私から無理にお願いすることではないと、いつも肝に銘じています。
箏を弾く喜びは自分自身で感じるもの。そのために私に出来ることがありましたら、いつでもお手伝いさせてください。
私も無理をしません
お教室の皆さんに長くお箏を楽しんでいただくためには、なにより私自身が無理をしないこと。最近はそんな風に考えるようになりました。
先が見えず、不安が多い今の時代ではありますが、だからこそ同じ想いで楽しめる方々と、今この瞬間の穏やかなひとときを分かち合いたいと願っています。
互いの時間、共に過ごす時間を大切に。どうか温かなご縁を紡いでいけますように。


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